35歳まで貯金ゼロだった僕が実践した。浪費家がお金を増やす方法。

こんにちは、今日は多くの人の悩みのタネ「お金」についてです。

お金を貯めたいのに貯められないと悩んでいる方は多いと思います。
僕も30代前半までお金を貯めることができずにいました。

特別わがまま放題に育ったわけでもないのにお金を無駄遣いしてしまってお金を貯めることができないまま20代を終え、流石にやばいと思っていました。

そんな浪費癖のある僕でしたが、悩んだり試行錯誤する中で自分なりのお金の貯め方を身につけることができました。

僕のような根っからの浪費癖のある人に向くお金の貯め方だと思うのでちょっと紹介させてください。

お金を貯められなかった原因1
弱い自分の意思に頼って貯金をするルールを決めては破りを繰り返し

お金を貯めたくても貯められない頃の自分は自分の意思に頼ってお金を貯めようとしていました。

貯める方法は「使わない」という手段のみです。
ですから結果はいつもこんな感じになります。

貯めよう→ルールを決める→ルールを破る→自分に絶望→より厳しいルールを決める→ストレスで散財→もっと自分に絶望

いつもこの負のループに陥っていました。

お金を貯められないのは自分の意志が弱いからで、そのよわよわな自分の意思など絶対にあてにしてはいけないのでした。

毎回反省するから前回よりも厳しい目標を立ててしまって好きな物まで制限してしまい、その結果ストレスで散財するという黄金の失敗パターンです。

お金を貯められなかった原因2
自分の中で自分の時間に対する価値が低い

20代の頃の僕は散財した後で高額なカードの請求がきても「労働すればまた稼げる」という思考が染み付いていました。

自分の大切な時間を使って稼いだお金なのにそのお金を浪費することには無頓着でした。

これは言い換えれば自分の時間を大切にしていないということだと思います。
当時の僕にとって時間はたいした価値がなく、自分の時間を費やして稼いだお金も同じく価値がなかったんです。

やりたいことがはっきりしていれば時間は惜しいものとなります。
しかし自分が何をしたいのか、どうなりたいのかがはっきりしていないと無駄な時間を過ごしてしまいがちで、時間を奪われることに無頓着になります。

つまりは時間を使って稼いだお金も無駄にしてしまうということです。

上記2つのパターンに共通してお金が貯まらない人の特徴は=お金の使い道が決まっていないこと=お金を遊ばせていること

当時の僕は特にやりたいこともなく、なんのためにお金を貯めるかがはっきりしていませんでした。

ただ手元にお金がないのは不安なので銀行にいれておいて少しずつ無駄遣いを繰り返し、いつの間にかお金がないという状態を繰り返してきたのです。

貯めるためにはどうしたら良いか

そんな浪費家である僕ですが30才を過ぎて少しだけお金を貯めることができるようになってきました。

それは強い意思を手に入れたとか、浪費癖を克服したとかではありません。
僕がとった方法は、入ってくるお金を先に投資に回して手元に現金をおかないことです。

お金が入ってくる前に、お金の行き先をきめておくというイメージです。
お金の行き先って何?と思われるかもしれませんので僕がとった方法を紹介します。

投資信託を積み立てで買う

普通の銀行預金だとすぐにおろしてしまう僕は投資をすることにしました。
まずは積立NISAで毎月投資信託を買う設定をしました。

相場が上がり基調でも下り基調でも定額で買うドルコスト平均法というやつです。

定期預金と違って配当や相場の上げ下げという楽しみがあるので、お金がなくても簡単に売ろうと思わないメリットがあります。
上がっている相場なら今売ったらもったいない、下がっていれば損切りしたくないという心理が働きます。

定期預金はすぐに解約してカードの支払いに充てていた僕も、投資信託は購入してから一度も売ったことがなく、自分でも意外な効果がありました。

安い戸建てを買ってしまう

手元に500万円くらいのお金が溜まってきたころに中古の戸建てを購入しました。
今、地方なら戸建てが数百万円から買える時代です。

自分で住んで家賃がかからない生活をすることもできますし、人に貸して家賃収入を得ることもできます。
僕の戸建ては若いファミリーに賃貸していて、毎月4万8千円の家賃を生んでくれています。

これも投資信託と同じで、家賃が入ってくる口座からは一度もお金を引き出したことがありません。
働いて得たお金は湯水のように使ってしまう自分にとっては本当に意外です。

それとお金という流動性の高い状態のまま持っているとあっという間に使ってしまうけど、不動産はすぐにはお金にできません。

ビジネスをやってみる

投資から一歩踏み出して小さな自分のビジネスをスタートさせてみるのも手です。
ビジネスといってもそんなおおげさなことではなく、例えば家族の不用品をメルカリで売るのも小さなビジネスの第一歩です。

僕はアマゾンで所有している本を売ることからスタートして、最終的にはアメリカのアマゾンに日本の商品を出品する輸出ビジネスに辿り着きました。

仕入れにお金を使うのでお金を使っている感覚がありますし、仕入れをするというリスクをとるわけですから、散財してはいられなくなります。

自分に投資する

資産への投資やビジネスをやるのと同時に自分への投資にもお金を使いましょう。
スキルを身につけるための投資、スクールに通ったり、本を買ったりするお金はケチってはいけません。

投資と異なり、自分への投資は確実にリターンがありますし、稼ぎを多くするためのエンジンを強化するということなので他のことと平行してお金を回す必要があります。

自分への投資に関しては、昔の浪費癖が少しだけ功を奏したと思っています。
お金をただひたすらに使わない人は自分への投資でも支出を渋ってしまうと思います。

しかし、元来浪費家の僕は多少値の張る本やセミナーへの投資を屁とも思いません。
この一点においてはお金を使うことに慣れていたことがよかったと思っています。

番外編

小銭は毎日財布から出して貯金箱に入れる

小さいことだけど結構貯まります。
たかが小銭という感覚でコンビニでする小さな出費を抑えられます。

とにかく使い道のないお金をそのまま手元においておかないことです。

財布に入っている小銭はすぐにスタバで使ってしまいがちですが、一度貯金箱にお金をいれてしまうと惜しくて使いたくなくなるものです。

どうしても欲しいものはさっさと買ってしまう

僕は主に上記のような資産への投資をしつつもどうしても欲しいものは購入しています。

欲しいものをネットで見ている時間や買うのを我慢してストレスで散財した経験は数え出したらキリがありません。
つまらないことに散財したり時間を無駄にするより自分が欲しい物を手に入れてしまうのも一つの手です。

お金は結構つかっている

こんな感じで僕の場合は資産への投資やビジネスをを並行して進めています。
毎月投資信託を積み立てで買って、多少まとまったお金が溜まったら不動産を買って、ビジネスにも使って自分にも投資しています。

欲しいなあと思ってその思いがなかなか消えないものに関しては思い切って買ってしまいます。
小銭は缶に移して溜まったら口座に入金しています。そのお金はまた資産への投資の原資になります。

とにかくお金を遊ばせないこと、無目的のお金を手元に置いておかないことです。。

そんなことしたら資金繰りがきつくなると思う?

確かに僕も資金繰りが厳しい局面は多々あります。
資産はあるのに、手元で自由に使えるお金がないという状態です。

そんな時はこう考えています。
「きっと投資にお金を使わなくても自分の場合浪費をしていて資金繰りが大変だったはず」と。
現に20代の頃の自分がそうでした。

資産や自分に投資をしていると結構お金を使っている感覚になります。
クレジットカードからは毎月定額の積立金が引き落とされるし、書籍の購入代はそれなりになります。

おまけに本当に欲しいものは我慢していないので、結構お金を使ってる感は大きいです。

過去の自分はお金を使う快感で散財していた部分もあると思います。
これらを実践するとお金を使っている感は万歳なのでつまらないことに散財することはなくなります。

なんとなくイメージがつかめたでしょうか?
浪費癖のある人がお金を貯める方法は、今までのお金を貯める=お金を使わずにじっとしているという感覚から、お金に使い道を決めてバンバン使っていくということになります。

お金を無目的に同じ場所にとどめておいてはいけません。

まとめ

お金を貯められない人はこれ以上自分に期待することは辞めましょう。

自分に期待しないこと=お金を資産や自分への投資に回す仕組みを作ること。
手元にお金をおかず、積立を活用。

ストレスを溜めるくらいなら好きな物は買ってしまう。いつまでも欲しい物のことを考えたり、ネットで検索しているのは時間の無駄。時は金なりです。

こんなことをすると日々のやりくりが不安と思うかもしれませんが、大丈夫です。

むしろ浪費癖のある人にとってはお金に余裕がある状態がいけません。
最初は少しきついけど、雪だるまを作るように転がし出せば順調に大きくなるものです。

お金の使い道を決める。これを実践しましょう。

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