【30代半ばでサラリーマンをやめる】会社をやめるためのマインドセット

僕は27歳の時に結婚して、翌年に1人目の子供ができて、3年後に2人目の子供が生まれました。もうすぐ35歳、子育て真っ最中の父親です。実は会社を辞めよう(たい)と思っているのです。しかし、そう思ってから既に多くの時間が経過しています。それには妻子持ち特有の悩みもあれば、個人的な問題もあります。会社を辞めようとするときに考えるべきポイントやよくある悩みについて書いてみたいと思います。

辞める理由はなにか

僕が会社を辞めようとする理由はいくつかあります。一番の理由はやりたいことがあるということです。前向きな理由です。それから、やりたいことには、自分なりの働き方をしたいという意味も込められています。要するに自分のやりたいことを好きなようにやりたいってことです(笑)。「家庭を持つ大人の男の言うことではない!」と言われると思います。きっと今の気持ちを親に伝えたらそう言われるでしょう。しかし、自分はそうしたいと思っています。もちろん家庭は守りますし、自分だって今より良い生活をしたいと考えています。

そして今の自分の働き方にも疑問を持っています。会社自体は自分で選んでわざわざ試験を受けて入った会社ですので、文句はありません。ただ、今自分が考えていることとズレてきていると思っています。自分自身が変化したってことです。

何も生み出していないのにもらえる給料

僕の現在の仕事は何かを売ることではなく、サービスを提供したり、モノを作ることでもありません。会社といっても行政の補助金で運営されている団体です。もらっている給料や待遇に不満はありません。不満というより、この給料をもらい続けることが不安です。やめようと思う理由はここにあります。

はっきりいって、僕はもらっている金額に見合う分の仕事をしていません。というか今の勤務先は仕事をしなくても決まった給料をくれます。“仕事をしなくても”と言いましたが、言い換えれば仕事をしているかどうかをチェックする機能がありません。私が仕事をしているのか、サボっているのかを会社が管理できていません。

なので会社からの評価は比較的高いんです。人事面談でも「ひき続きこのままがんばって」と言われています。つまり、このままの調子でいけば給料は頂けるし、定期昇給もある。年2回のボーナスももらえます。残業もほぼないです。いわゆる楽な会社です。まともに時給換算したら、かなり高い時給をもらっていることになると思います。それだけ仕事してるフリをしている時間があるってこと。

安定は不安定

人からみればうらやましがられるような環境にいるわけですが、ここにいて安心かっていうと、ノーです。将来が不安です。なんでかって今の待遇は今の会社が存在してこそだからです。行政から補助金頼みの組織ですから、補助金が減らされれば必ずしも同じ待遇ではなくなります。国や地方の財政状況をみればこの先も徐々に補助金が減っていくことが目に見えています。

例えば大きなリストラが30代中盤の今訪れてくれれば、まだなんとかやりようがあるかもしれません。転職だってまだできるでしょう。しかし、10年後に会社に大きな変化が訪れたらどうなるでしょう。10年後ってことは、長女が16歳、次女は13歳です。進学を控えて、何かと物入りの時期です。

そこまでこの井の中で自分の働きに見合わない報酬を手にし、突然変化を求められたらどうなるか。10年後45歳の自分が新たな収入源を見つけることができるのか。きっと難しいでしょう。今より難しくなっていることは間違いありません。だから「今のうちに」って思うんです。

あっという間に35歳

大学を卒業した僕は大手の企業に入社しました。営業として苦労しながら、沢山の経験をつむことができたと思います。7年間在籍し、子供ができたことを機に、Uターンして今の会社に入りました。東京の企業社会から離れて、競争とは無縁の半官半民のぬるま湯の組織を選択しました。これ自体望んでいたことで、仕事のペースを落としてやりたいことをやるという目的が多少なりとも達成できたと感じています。

ところが子供が6歳と3歳になり、妻もフルタイムの仕事に復帰してガンガン残業してます。残業を求められる仕事なんで残業をするんですが、自分はあいかわらずの定時退社。18時には子供を迎えに行く生活です。今の我が家はこのペースが出来上がっていますが、このところフツフツと自分の中に疑問が湧いてきているんです。

妻より圧倒的に稼ぎたい

妻は私が子供を見ている時間に残業します。残業代もそれなりで正直月ベースでみれば妻の給料の方が多いことだってあります。私が子供を見ていられるから妻が残業ができて、残業代が入るんですがぶっちゃけ情けなさを感じています。

夫婦間の収入の格差を気にするなんてナンセンスという現代的な考えもありますが、私は気になります。なぜかというと妻もそれを気にする人だからです。私がいて残業ができていると分っている妻も、単純な給料の額として夫と同じか自分の方が多いことを気にしているのです。

だから残業代程度で妻に差をつけられるような給料の自分が情けなくなりました。妻より効率的に稼いで、それでいて子育てもするハイスペックな男になりたいと思うんです。

結婚しているメリットが妻にあるか

結婚していろいろあってわれわれ夫婦の間には溝があります。妻は結婚したことを後悔しているでしょう。当然がした選択でもありますが、私が後悔させた部分が大きい。このままあきらめて子供が大きくなるのを待つ選択もありでしょう。でも自分はそんな時間に耐えられません。妻に結婚してよかったと言わせたいと思っています。今の時点で妻にとっての結婚したメリットが恥ずかしながら見つかりません。一人でも生きていける人です。

自分で誇れる仕事をして、稼いで、それを家族還元する。その目標を失っていました。
30代中盤から巻き返せるか。何の保障も無いです。失敗するかもしれないです。でもやる方を僕は選択します。その過程をこのブログで皆さんにみてもらいたいと思っています。

 

 

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