世の既婚男性の多くが抱える悩みのひとつである、妻のイライラ。
私はこの妻のイライラと結婚以来10年間つきあっています。
ざっくり見出し
妻はなぜイライラしてるのか
妻がイライラする原因は何でしょうか?
- 子供が小さくまだまだ手がかかる
- 妻自身も働いているので余裕がない
- 夫の家事や子育てへの協力がない
- 夫が自分のイライラを理解していない
- 夫の自分への扱いに不満 母親だと思っているのか
- 体力的な衰え
これらが絡み合って、さらに女性特有のホルモンバランスの変化がイライラに拍車をかけます。
女性は30代に入ってくると体力の衰えを感じますし男性よりその傾向が顕著です。
だから夫は自分の体を基準に考えない方がいいです。
自分より体力がない人が自分と同じように仕事をして、自分よりも家事や育児をしている、そう思いましょう。
そしてホルモンバランスという抗うことができない要素が上記の各項目に合わさりイライラを増幅させています。
働き方改革とか、世の中の潮流で変わりつつあるものの、この国では家庭内の家事や育児は依然として女性がその大半を担っている現状があります。
しかも現代の女性は自分の仕事をしながら家事や育児の大半を担っているという状況です。
専業主婦が主流だったかつては、夫に食べさせてもらっている代わりに家庭のことは女性がやるというある種のバランスが成り立っていました。
しかし、現在は女性に収入があります。正直1人でも生きていける。つまり食べるため、生きるために結婚したのではありません。
ここを理解せずに、旧来の男像のように家事をしない、子供の面倒を見ない夫に妻はイライラするのです。
男の言い分
男性にも言い分があります。「俺の方が稼いでいる」と。
しかし、これはに女性は納得しません。
男性の方が稼げているのは単に夫の労働時間が長いからです。
妻が子供をみているから残業ができるのです。
出産、育児で泣く泣く昇進の機会を逃した女性も多くあります。
そういう気持ちを理解せずに「俺の方が稼いでいる」とは言ってはならないのです。
なので男性はよっぽど女性より収入が多くない限り、俺の方が稼いでるなどと言っても納得されませんし、圧倒的に稼いでいるとしても、その間妻がほとんど家庭のことを負担している状況なら妻がいてこその稼ぎと考えるべきです。
はっきりいって家庭での男性の役割ってたいしてないです。逆説的ですが、妻たちは稼いでくるっていう旧来の男としての役割を実は期待していたります。
旦那がそれなりに稼いでくれれば専業主婦でもいいっていう女性、結構います。ウチの嫁もこのタイプ。といっても、この”それなり”がかなりの額なわけで・・・。簡単に叶うものではないです。
女性も男性と同じように働くようになった現在、夫婦の所得にれっきとした差がなくなっています。嫁から見れば自分と同じような稼ぎだけど、家のことは自分が負担している。しかし、夫は手伝おうともしない。共稼ぎなのに家事も育児もワンオペでは、当然イライラするでしょう。自分が逆の立場ならどうでしょう?やっぱりイライラしちゃうと思うんです。
だから自分は妻のイライラを分析し、話し合い、改善にトライし、失敗を重ねる毎日です。こんなにイライラと向き合ってますが、肝心の妻のイライラが消えたかというと、そうではありません。ですが、真剣に悩んで考えたからわかったことが沢山あります。正直相当ぶつかり合いました。嫁のイライラに自分が我慢できなくて怒鳴り合いの喧嘩をしたこともあります。そのせいでできた溝もあります。「離婚」というキーワードすら出てきたこともあります。正直離婚寸前までいったと思いますし、未だってそこから回復しきったわけではありません。でも自分がわかっていなかった部分も相当あったことに気が付きました。
ネットで同じような悩みを相談しているページをみたり、同じ世代の女性の気持ちを聞いたり、会社の先輩や同僚に聞いてみたり。
自分なりに対策をしてきました。過去形で語ってますけど、現在も妻のイライラがおさまったわけではありません。きっとなくなることはないでしょう。でも今がそのピークなんじゃないか?って思う部分があります。ほんとそうであって欲しい(笑)
男性がやるべきこと
こんな時夫がすべきことは、まずこのように妻のイライラの原因を分析してみることです。一般的な家庭生活ができているので、何にイライラしているのかわからないと思うかもしれませんが、必ず原因があるものです。それを知った上で妻と接することです。
- 距離をおく
できれば全てを受け止めるような大きい態度で接することができればいいですが、それができない場合わざわざ関わる必要ありません。ちょっと距離を置くようにしましょう。男性と違って女性は話し合って解決するタイプじゃないです。妻のイライラを話し合いで解決しようとしないでください。でも妻側から話をしてくるなら存分に聞いてあげましょう。間違っても、勝手に分析して「こう考えればいい」「それは間違っている」という正論をぶつけないように。そういうのを求めてません。
- リビングをかたづけてみる
身近にできることとして、掃除があります。
これは結構効果がありです。リビングとか家の中心的な空間をすっきりさせてください。そもそも家が散らかっているということも妻のイライラを増幅させるので。イライラを増幅させる要因を取り除くようなイメージでリビングをスッキリと雑多な印象のない空間にしてみましょう。
- 妻を解放して自分もやりたいことをやる
奥さんの自由を制限する男はダサいです。共働きなら尚更です。妻にも自由な時間を与えてください。当然その間の家事、子供の面倒は自分がやることになります。妻を解放し、やるべきことも果たしたら、夫も自由にやりたいことをやりましょう。ここでいう自由って家庭を犠牲にするって意味じゃないです。だけど、今我々って自分を犠牲にし過ぎているって思います。
妻のイライラを恐れるがあまり、付合いも疎遠になって、お金のことも色々言われ物欲も減退、思考が内に内に向き過ぎなんです。そんな旦那に妻は益々イライラします。当初のイライラの原因はもう忘れて情けない旦那そのものにイライラしはじめます。
こうやって、旦那への嫌悪感が形成されていくんです。
妻の為にやっていると思っている行為、見直してください。ほんとに妻を想っての行動ですか?
自分のためになってませんか?ご機嫌伺いはよしましょう。妻は何でも言うことを聞くへなちょこ旦那より、思い通りにならないけど男らしい自分を楽しんでいる旦那を望んでいます。そういう男らしい旦那に対して妻はイライラしないものです。